第4回
平成26年7月3日
~日蓮上人銅像~
1枚目の画像の ように、第3回で紹介した亀山上皇尊像から約150mほど離れたところに、日蓮上人の銅像があります。右手に数珠を、左手には立正安国論の巻物を持っています。その高さは10.6メートルで、奈良の大仏、鎌倉の大仏に次ぐ、日本で3番目に大きい青銅像です。亀山上皇像と同じ年(明治37年)に完成し、現在は福岡市の文化財に指定されています。東京美術学校(現・東京芸術大学)校長であった岡倉天心氏が制作に携わりました。
8面から成る台座にはレリーフがはめこまれており、画像は文永の役の様子を描いたものです。このレリーフの原画は博多人形の品質向上にも貢献した矢田一嘯(やだいっしょう)氏の手によるものですが、訪れた人が撫でた部分が輝いて見えます。
亀山上皇像と同じく、その視線の先には玄界灘があります。
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