福岡教育連盟は教育の正常化を目指し、日々教育活動に励む教職員の集まりです。

とっておきの委員長の部屋

501号室

平成31年10月07日

世界最古の共和国からのメッセージ

皆様、こんにちは。福岡教育連盟、執行委員長の藤野英二です。
サンマリノ共和国をご存じでしょうか。イタリア中部に位置する小国で、面積は東京の世田谷区(62km2)ほど、人口は約3万6千人、世界で5番目に小さな国だそうです。そのサンマリノ共和国特命全権大使・駐日外交団長である、マンリオ・カデロ氏とお話をする機会をいただきました。

マンリオ・カデロ氏は1975年に来日し、東京でジャーナリストとして活躍され、1889年には駐日サンマリノ共和国の領事、2002年から現職の特命全権大使に任命され、2011年5月、駐日大使全体の代表となる「駐日外交団長」に就任されています。非常に流ちょうな日本語でお話になり、ユーモアたっぷりな口調で、聴く者は自然と笑顔になります。

「世界最古の共和国」と言われるサンマリノ共和国のマンリオ・カデロ氏から、「世界最古の君主国」と言われる日本にメッセージをいただきました。
①日本は、日本人が思っている以上に外国の人々から愛されている。
②「謙虚」であることは日本人の良い面ではあるが、もっと自分や日本に自信を持ってほしい。
③日本の若者は神話の時代から、もっと日本の伝統・文化を学んでほしい。

またマンリオ・カデロ氏のご尽力で、2014年、サンマリノ共和国に欧州で唯一の「神社」が建立されました。「サンマリノ神社」と呼ばれ、ブドウ畑に囲まれているそうです。日本の文化を外国の方々が受け入れてくれています。私たち日本人は、いっそう日本の文化・伝統を学ばなければならないと、改めて感じました。

そして、ヤフオクドームに国民全員が入ってしまうほどの小さな国に、マンリオ・カデロ氏のお話を聞きながら、ぜひとも訪問したくなりました。犯罪もほとんどないとのことです。学ぶべきものが、数多くあるような気がします。

日本の良さを世界に発信すると同時に、世界からも多くのことを学びましょう。